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ダブルVPNやOnion Over VPNは速度を犠牲にしてセキュリティを高めているため、常に使うにはかなりキツイ。
その代替になるのが、このNordVPN公式プロキシ(Proxy・プロクシ)拡張機能だ。
簡単に言えば、VPNサーバーの後にプロキシサーバーを通りIPを二重にしてセキュリティを向上させる。
「通常使用」と「ダブルVPN」の中間となるセキュリティレベルを通信速度をあまり犠牲にせずに受けられるので、一度使用してみてはいかがだろうか。
使用可能なブラウザ
現在はChrome(クローム)とFirefox(ファイアフォックス)のみ対応しており、どちらも機能は同じだ。
なお、アカウント必須のため持っていない方は先に作成を勧める。
Chrome(Google)拡張機能
Chromeウェブストアへアクセスし、「Chromeに追加」をクリック。
権限を許可。推測だが、以下のように使われている。
- アクセスしたウェブサイト上にある自分のデータの読み取りと変更(プロキシ関係。ノーログポリシーなので問題なし)
- 現在地を検出する(自動接続時に使用)
- プライバシー関連の設定変更(WebRTC・CyberSec関係だろうか)
どのみち許可しなければ使えないので追加しよう。
そうするとブラウザ右上にNordVPNの灰色マークが出現。
「灰色マークをクリック」→「Sign in(ログイン)」をクリックし、NordVPNで使用しているアカウント情報を入力しよう。
「Auto connect(自動接続)」をクリックすると、近くの国のプロキシサーバー(日本滞在なら日本)に接続してくれる。
別の国に接続したいなら「Choose location(場所を選択)」で選ぼう。
Firefox(Mozilla)アドオン
Add-onsにアクセスし「Add to Firefox(ファイアフォックスに追加)」をクリック。
権限を許可。推測だが、以下のように使われている。
- すべてのウェブサイトの保存されたデータへのアクセス(プロキシ関係。ノーログポリシーなので問題なし)
- ユーザーの位置情報へのアクセス(自動接続時に使用)
- プライバシー設定の読み取りと変更(WebRTC・CyberSec関係だろうか)
少し説明を省いたが、必要な権限なのでそのまま追加しよう。
そうするとブラウザ右上にNordVPNの灰色マークが出現。
「灰色マークをクリック」→「Sign in(ログイン)」をクリックし、NordVPNで使用しているアカウント情報を入力しよう。
「Auto connect(自動接続)」をクリックすると、近くの国のプロキシサーバー(日本滞在なら日本)に接続してくれる。
別の国に接続したいなら「Choose location(場所を選択)」で選ぼう。
WebRTC・CyberSec設定
WebRTCは簡単に言うと、ビデオ・ボイスチャットなどをブラウザで使用する機能。
拡張機能を使わずともVPNのIPに上書きされているため関係ないはずなのだが、拡張機能を使うことでそのVPN経由のIPもろとも遮断できる。
接続画面にある「ハンバーガーメニュー」をクリック。
そうするとWebRTCとCyberSecの設定がでてくる。
これらの機能はプロキシサーバーに接続していないと発動しない。つまり、プロキシを使わずWebRTC無効・CyberSecの広告ブロックの効果だけを受けることはできない。その場合は後述する外部ツールでWebRTCを無効にしよう。
「Disable(無効にする)」・「Enable(有効にする)」が非常にややこしいが、Disableが右側に表示されている=有効中ということ。
2つとも有効化させたいならどちらも「Disable表示」にしよう。
WebRTCが有効か無効を確認するならVoidSec IP Infoにアクセス。
次の画像のようにWebRTCの項目に数字がなければ問題はない(数字があるとそれらが漏れているということ)。
CyberSecの効果
こちらはNordVPNのデスクトップアプリ・スマホアプリにも実装されており、思いっきり被っているのでブラウザ毎にCyberSecを使えるものだと割り切ろう。
しかも、サーバーの方でやってくれる処理という利点があり遅くなる実感は感じられない。
広告ブロック系は表示がおかしくなることもあるので、「表示系のバグ」が発生したらCyberSecを思い出して疑い、無効化してみよう。
WebRTCの無効化
NordVPNプロキシサーバーが安定しない場合は、他の拡張機能や設定で無効化することになる。
ChromeでWebRTCを無効化する
残念ながらブラウザの設定で無効化できず、NordVPN公式でも比較にだされているGoogle公式拡張機能WebRTC Network Limiterを使うことになる。
インストールしたら4つほど項目があるので、下の2つのどちらかを選ぼう。
4つめはパフォーマンスの低下やプロキシの負荷が増加、一部のアプリと互換性がない可能性など書かれているので、何か問題があってから3つめにし、通常は4つめを選択すれば大丈夫だろう。
Firefoxで無効化する
アドレスバーに「about:config」を入力(コピペ推奨)。
次に「危険性を承知の上で使用する」をクリック。
すると、一番上に検索バーといろんな機能であろう英語が沢山表示されるので、検索バーに「media.peerconnection.enabled」(コピペ推奨)と入力。
1つに絞れたので、ダブルクリックをして「false」にしよう。
変更の確認は、VoidSec IP Infoへアクセス。
使ってみた感想
私の環境(Chrome)だとプツプツ接続が途切れ、通信が安定しない。だいたい1秒未満の切断が2時間に1回くらいある感じだ。
通信速度は当たりサーバーを使用しているため不満はない。
それでも通常使用しているVPNとダブルVPNの間ほどのセキュリティは確保できているので、良い落としどころではないだろうか。
ダブルVPNなどプロキシではないちゃんとした専用サーバーはこちら。
コメント
わかりました。気になるときはダブルかオニオンを使おうと思います!
ホイ( ・ω・)/
Nord側はプロキシとの併用をおすすめしていないみたいですね VPN通すだけで十分と記事をみつけました
https://nordvpn.com/ja/blog/vpn-or-proxy/
この公式画像わかりやすい(゚~゚o)
私もVPNで良いって言っちゃうし、厳重にしたいならダブルVPNとかを使えばいいし、時代遅れ感が拭えないかも。
この拡張機能にBypass Listという便利な設定があって使っているのですがここでは紹介が省かれてます
この記事古くてすみません(´ε`;)
今はまともならちょっと調査してみようと思います。