「地球上で最もプライベートで最も安全なクラウド」と謳うSync.comの「Sync(シンク)」は、ゼロ知識証明・エンドツーエンドでとてつもないセキュリティを誇っている。
無料5GBで「とんでもセキュリティ」を味わえるため、とりあえず作っておくといいのではないだろうか。途中で無料プランが廃止しても、廃止される前に作っておけばずっと無料で使えるレアケースがあるかもしれない(保証はできない)。
とんでもセキュリティ
Zero-Knowledge Proof(ゼロ知識証明)でEnd-to-End Encryption(エンドツーエンド暗号化)だ。
非常にわかりにくいので、専門用語をざっくり説明する。
これはGoogle Drive・Dropbox・OneDriveといった大手クラウドがしていない特殊なセキュリティなので非常に強力。
欠点はセキュリティ系の情報すべてを所持していないため、パスワードを忘れるとログインできない。
今後この2つの文字をクラウドストレージで見たら、「このクラウドは合格」というセキュリティ指標となるだろう。
アカウント作成
このリンクから作成すると匿名の状態でお互いに1GB増えるはず※上限が25GBのようで、私がアカウントを作り直さないかぎり両者貰えないのが確定!
上限書いてないから無限かと思ったのに!(´ε`;)
上記ページでアカウントを作成しよう。プランを選ばず最初から無料プランなので大丈夫だ。
ダウンロード
作成し終わると「地球上の話」とダウンロード(Download)が表示されるので、ダウンロードをクリックしてそのあいだにメールを確認しよう。
届いていなければ迷惑メールフォルダをチェック!
メールの内容はボタンを押すだけだ。
ウェブパネルログイン画面に飛ぶが、今はログインしないので押すだけで良い。
さきほどダウンロードしたものを開き、次のステップへ進もう。
インストール
「sync-installer.exe」か「sync-installer」を開いたら(インストーラーの名前が変わってることがあるかも)、ダウンロードが少し始まり、セットアップウィンドウが開く。
アカウントはさきほど作成したので、「Use an existing Sync account on this computer.」を選択し「Next(ネクスト)」。
メールアドレスとパスワードを入力して「Next」。
次に保存場所を選択できるが、とくに決めていないとユーザー名フォルダに「Sync」フォルダが作られる。
その作成したフォルダにファイルを入れることでクラウドと同期し、同じファイルがクラウドにも作成される仕様だ。
これでインストールが完了した。
下記画像「Install updates automatically(アップデートを自動的にインストールする)」はセキュリティ的にチェックを、「Send error and debug messages to Sync(エラーメッセージとデバッグメッセージをSyncに送信)」はSyncの進化を促したいならチェック。
ちょっと暗転するが、待とう。
そうすると不安を煽る「ユーザーアカウント制御」が出現し、「はい」をクリック。
Syncフォルダが勝手に開くか(閉じてOK)パソコンに通知がきているはずだ。
簡単な使い方
デスクトップアイコンはないので各自で作ろう。
作らなくても、デスクトップ右下にあるシステムトレイ(タスクトレイ)にSyncアイコンがあるので、ダブルクリックするとダイレクトにアクセス可能だ。
とりあえず、出現したフォルダ内に入れたものがSyncのクラウドと同期する。
Syncのマークにチェックがついているのは「同期しましたよチェック」だ。
今度はシステムトレイアイコンを「右クリック」してみると、以下の表示が出現する。
- Open Sync Folder(フォルダを開く)
- Go to Sync.com Web Panel(Sync.comウェブパネルへ移動)
- Recently Fetched Files(最近フェッチされたファイル)
- Events(ログイン履歴やファイル履歴確認)
- 0.0% of 5.0GB used(容量)
- In Sync(同期中)
- Pause Sync(同期を一時停止)
- Preferences(環境設定)
- Help(ヘルプ)
- Get More Space(アップグレード)
- Quit Sync(Syncを終了)
フォルダを開くは「アイコンダブルクリック」でも可能なので、右クリックはウェブパネルへアクセスするときくらいしか使わない。
ウェブパネルの使い方
ウェブパネルにアクセスするため、システムトレイの「Go to Sync.com Web Panel(Sync.comウェブパネルへ移動)」をクリック。
ウェブパネルが開き、ごく普通のクラウドと同じ使用感で使える。
復元のやりかた
間違えて更新したものや削除したものを復元でき、無料プランはDropboxと同じく30日間履歴が残されているので安心だ。
ウェブパネル最初のページの「ゴミ箱」マークをクリック。
復元したいファイルを探し、「⋮」をクリック→「View History(履歴を表示)」を選択。
あとは復元したいファイルを選択し、「Restore selected(選択したものを復元)」をクリックすると、前にあった場所に戻される。
アカウント設定
ウェブパネルは私の使っている機能、セキュリティ的に重要なものを紹介していく。
ウェブパネル右上の「アカウント名部分」をクリックし、「アカウントの設定」へ進んだ先の機能を説明する。
アカウント表示名変更
最初はメールアドレスがアカウント名になっており、別の名前に変更することができる。
接続デバイス確認・連携解除
接続した情報を確認できる。
端末ログイン履歴を確認できたり、盗難・紛失など何らかの理由でトラブルがあった場合に連携解除する場所だ。
セキュリティ設定
6つあるが、そのうち2つの設定方法だけ紹介。
左上の「パスワードの復旧手続きを仕込む」だが、Syncがあなたのパスワードを知らないようにZero-Knowledge Proof(ゼロ知識証明)していたのに、無駄になってしまうため触らない。
パスワードの管理や強度はパスワード管理ソフトかテクニックで向上させよう。
2段階認証
「ウェブパネル」→「Account Settings(アカウント設定)」→「セキュリティ(Security)」にある「Two-Factor Authentication(2段階認証)」をクリック。
登録したメール宛に2段階認証をする方法があるが、アプリで進めていく。
今後も考えるなら2段階認証アプリは必須だ。
2段階認証アプリに付いているQRコードリーダーで読み取り(普通のQRコードリーダーではない)、アプリに表示された6桁の数字を下段に入力して「Save(セーブ)」。
これで2段階認証の設定が終わった。
シングルサインオン無効化
この機能は初期設定で有効中だ。
何事もなくシステムトレイから「ウェブパネル」にアクセスしてきたが、Single sign-on(シングルサインオン)を無効化するとログインしてから「ウェブパネル」というワンクッションが増える。
共有PCや誰かしらが自分のPCにアクセスできてしまう状況を防止する機能だ。
変更するなら「ウェブパネル」→「Account Settings(アカウント設定)」→「セキュリティ(Security)」にある「Single sign-on」をクリック。
「Disable Single Sign-On(シングルサインオンを無効にする)」で無効化できる。
暗号化好きの方へ
Syncが好きならオープンソースやセキュリティをやりすぎている暗号化ソフトがお好きなのだろう。
そんな方にオススメな暗号化ソフトはまだまだ存在するので、時間があれば試してみるといい。
コメント
この記事を参考にSyncを導入しました!思った以上に簡単ですね!
パソコンの扱い方に慣れていれば、大体のものはチョチョイですね∩(・∀・∩