キーボードの変更の後に「エントリーを選択する使い方」は間違っている。
実は、煩わしいエントリー選択をしないで済む簡単な使い方が存在するのだ。
この記事では「エントリーの選択をスキップする使い方」を説明し、スムーズを共有する。ちなみに、アプリログインのみ自動入力になるぞ。
理想的なWebログインはこのような感じだ(プラグイン有り)。
間違った使い方?
Web(ブラウザ)ログインは最初に設定した状態で使っているだけで、簡単な使い方を無視している。
それもそのはず、公式でも機能のことを紹介しているが、使い方はまったく紹介されていない。
一般的に紹介されている使い方はこのような感じだ。
- ブラウザからWebログインページにアクセス
- 入力の際に「キーボードの変更」をする
- 専用キーボードから該当のエントリーを選択
- タップして入力できる「ユーザー」・「パスワード」の「1行キーボード」が出現
上記のやり方だと毎回キーボード変更からエントリーを選択する手間があり、使えなくはないが煩わしい。
正しい使い方
わかりやすくいえば「ログインページブックマークアプリ」という使い方にする。
ブラウザからWebログインページにアクセスすることがそもそもの間違いなので、「Keepass2Androidアプリからログインページ」にアクセスするようにしよう。
次の章ではURLとアプリログインページの場所を仕込み、簡略化する。
ここではInstagram(インスタグラム)Webブラウザログイン版とアプリ版ログインで紹介し、なんでもいいのでAmazonアプリなど他のSNSと置き換えて考えてみよう。
Webログインを仕込む
例としてInstagramのWebログインページへアクセスし、URLをコピーしてくる。
この例ではアクセスする必要がないので、URLだけ置いておく。
コピーしたURLをエントリーに貼り付けする。
あとは今登録したURLをタップして「ログインページ」へアクセス →「キーボードの変更」→ エントリーの選択をスキップ →「1行キーボード」が出現するようになる。
実はエントリーの選択をURLのタップ時点ですでにやっており、実際にスキップしたのは「ブラウザからログインページにアクセスする部分」である。
この方法でアクセスするとフィッシング(偽サイト)対策にもなり、簡略化して考えることもスキップできる。
Webログインのもう一つの注意事項
「正しい使い方」の章で紹介したとおり、「Keepass2Androidアプリに登録したURLを踏んでアクセスしたログインページ」でないとエントリー選択をスキップできない。
実はもう1つこの手順で予防していた注意事項が存在しており、Webログインの際に「エントリーを”com.アプリ名.android”で検索」→「別のエントリーを選択」→「検索テキストを記憶しますか?」で登録してしまうと、アプリ名の部分にブラウザアプリ名が入ってしまう。
保存してしまうとChromeブラウザで「エントリーを検索」しているかぎり、どこの入力フォームへ移動しても「Chrome=Instagram情報」と紐づけされて、どこでもInstagramの情報を入れようとしてしまう。
犯人はこの紐づけなので、「URL」か「文字列フィールド」に入った「androidapp://com.android.ブラウザアプリ名」を消すか、「Keepass2Androidアプリに登録したURLを踏んでアクセスしたログインページ」の手順を守り注意して利用しよう。
何か迷ったり混乱してしまうなら、次の画像の手順を真似して覚えていこう。
アプリログインを仕込む
アプリにはURLがないので、アプリの場所を抽出しにいく。
こちらも例としてInstagramアプリを起動し、入力フォームで専用キーボードを開くところまで進めよう。
専用キーボードの「ドロイド君」マークをクリックして、画像のようにアプリ名の書いてある「エントリーを”com.instagram.android”で検索」部分をタップする。
検索結果がでるが、まだ登録していないため出ないのが正常だ。
下の方にある「別のエントリーを選択」をタップ。
Instagramのエントリーまで進み、タップすると次のように「検索テキストを記憶しますか?」表示が出現するので「はい」を選択。
この時点で確認する必要はないが、記憶するとInstagramエントリー情報に「KP2A_URL_1」というのが追加され、アプリの場所らしきものが保存される。
※KP2AとはKeepass2Androidの略称。
複数アカウントに対応させるなら、複数アカウントすべてに抽出したアプリの場所(Instagramなら「androidapp://com.Instagram.android」)を文字列フィールドに登録しよう。
今後アプリにログインする際は、「キーボードの変更」→「ドロイド君」をタップ →「エントリーを”……アプリ名……”で検索」と進むと、さきほど登録した場所が読み取られエントリーの選択をスキップ →「1行のキーボード」が出現したと同時に自動入力される。
1行のキーボードの右側にある「鍵」マークを押せばアプリを閉じられるし、「鍵」マークを押す癖に自信がないなら「設定」→「アプリケーション」→「キーボード」→「完了時にデータベースをロック……」にチェックを付けよう。
これでKeePassガチ勢に一歩近づいた。
使い方のまとめ
Webログインは必ず「Keepass2Androidアプリに登録したURLを踏んでアクセスしたログインページ」という手順で飛び、アプリは気にせずアプリログインから「エントリーを”com.アプリ名.android”で検索」で情報を呼び出そう。
プラグインや設定
このアプリには「KeyboardSwapプラグイン」というものが存在し、そのプラグインを使うとURLをタップして「ログインページ」へアクセス →「キーボードの変更」→ エントリーの選択をスキップ →「1行キーボード」の流れの部分の「キーボードの変更」をスキップできる。
そう、ログインページへアクセスするといきなり1行キーボードになるのだ。
ただし、Android端末のみではできない点には注意。
上記プラグインを使用できればめでたくKeepass2Androidの使い方をマスターできる。
設定のマスターはこちら。
コメント
・「Webログインのもう一つの注意事項」の章を追加
・「アプリログインを仕込む」を複数アカウントに対応させる方法を追記
・「使い方のまとめ」の章を追加
以上3つ、画像パワーを使って無理矢理わかりやすくしました(´ε` )
Webログインの複数アカウント登録は、Keepass2AndroidのURLから飛ぶ際に、「複数アカウントを選択できる状態」になっているため、紹介していません。
一応、ブラウザアプリの場所を複数アカウントすべてに登録させておけば、検索候補にすべて出現させる方法ことができるはず。
その場合は「数が膨大になってしまう」・「フォルダわけが機能しない」という弱点があるので、ちょっとビミョ~。
以上のように、非常にややこしいアプリになっております(゜∀。)
わからないことがあれば何でも回答しますので、お気軽に質問を。
またしてもファイアウォールで弾かれたなら、TwitterやDMでも受け付けています!
あれーなんか変だー
ファイアウォールでコメントを弾いていたみたいです(゚~゚o)
次のコメントも弾いてしまうかもしれませんが、内容はなぜか抽出できたので、「スシ猫」さんに返信を書いておくー!
前提として、「Keepass2Androidアプリに登録したURLを踏んで、アクセスしたログインページ」でなければ、この方法は発動できません。
他の例でいうと、Webブラウザから「エントリーの検索」を登録した際、ブラウザアプリ(Chromeなど)そのものが登録されてしまい、スシ猫さんのような症状になります。
どこかでというより、普通に使っていると確実にWebブラウザからログイン画面に行き、「エントリーの検索」を「com.ブラウザ名android」でSNS登録情報に登録してしまっているので、このような状況になってしまわれていると思われます。
なので、「com.ブラウザ名android」の記述を消すか、Webブラウザログインは慣れるようにKeepass2Androidからマメにアクセスするようにしか、現状防げる手段はないと思います。
KeePassの欠点『気が利かない』。
Webブラウザのアプリの部分は写真もなくわかりづらいので(この説明も!)、明日までにチョチョいっと訂正しておきますね(*´ω`*)
明日のこの時間21.30までには、確実にわかりやすくなってるはずー!
以下のカッコ内(【】)質問内容
【おはようございます
こんにちは
こんばんは
keepass2Androidを調べていて、こちらにたどり着きました!
ちょっと質問なのですが
インスタグラムやツイッターなどで複数アカウントを持っている時はどうすればいいのでしょうか?
各SNSアカウントにログインしようと「エントリーを\”○○\”で検索」をタップすると
1番最初に検索テキストを記憶し保存したエントリーが必ず選択されますよね。。。
どうぞよろしくおねがいします】