毎回「キーボード変更」をするわけだが、このプラグインでそれがなくなる。
つまり、「ログインページ」→「入力」という『利便性の完全体』までたどり着くことができ、Keepass2Androidアプリガチ勢になることができる。
どうみてもAndroidアプリを制作する際に必要なツールを使っているように見えるだろう。
だが、この記事のとおりに進めれば専門知識を無視してとても簡単に導入できる。
準備・やることリスト
必要なものは以下のとおり。
- Windows・Mac・Linuxのパソコン
- パソコンとAndroid端末(スマホ)を繋げるUSBケーブル
USBケーブルは充電に使っているものを流用していいので、必要なものは実質OSを搭載したものだけだ。
ざっくりやることを説明する。
- Android公式のパソコン用ツールをダウンロード
- パソコンとスマホを繋げてスマホにルールを植え付ける
- キーボードの変更が自動で切り替わるようになる
「二度と使わないと思われるツールと専門用語」が意味不明なので、完全に専門系を無視・時短に専念し、何かできそうになければすぐに諦めよう。
すごく高度なことをしているように見えるだろうが、終わった後にしか簡単だということはわからない。
SDK Platform-Toolsをダウンロード
おそらくAndroidアプリを作成する際に利用するSDK Platform Tools release notes | Android Developersへアクセスしよう。
上記ページの「SDK Platform-Tools」というものをダウンロード。
ここではWindowsで進めていき、「利用規約」をある程度読んでおこう。
ダウンロードしたzipフォルダを「すべて展開」すると、zipではない同名フォルダが誕生。
展開したフォルダの中にあるフォルダ「platform-tools」を開き、画像のようにファイルの場所をコピーし、時がくるまでこのフォルダを放置する。
Platform-Toolsを使えるようにする
放置したフォルダを使えるようにするため、デスクトップ左下にある「Windowsマークを右クリック(Windowsキー + X)」して画像のように進める。
「システムのプロパティ」が表示されるので、「環境変数」をクリック。
「Path(パス)」を選択して「編集」をクリック。
「新規」を押すと入力欄が増えるので、このタイミングでさきほどコピーした「放置フォルダの場所」を貼り付けして「OK」。
この方法は以下のサイトを参考にさせてもらった。
Android側の設定
Androidに処理を植え付けるため、設定を変える必要がある。
「開発者向けオプション」がすでに出現している方は、次の「ビルド番号」のタップを無視してそのまま開発者向けオプションをタップ。
Androidの「設定」→ Android8.0以降は「システム」、それ以外は「端末情報」的なもの →「ビルド番号」を7回タップ →「端末情報」的なものに戻る → 出現した「開発者向けオプション」を「ON」にし、デバッグにある「USBデバッグ」にチェックを入れ「許可」する。
Keepass2Androidを開き、「設定」→「アプリケーション」に進む。
「パスワードエントリーへのアクセス」→「キーボードの切り替え」→「キーボード自動切り替え」にチェックを入れる。
プラグインインストール済みだったので写っていないが、実は「キーボード自動切り替え」の下にプラグインアプリにアクセスできる方法が書いてあるはずなので、そのままアクセスしよう。
KeyboardSwap for Keepass2Androidのインストール
ようやくアプリをインストールする。
KeyboardSwap for Keepass2Android
Philipp Crocoll (Croco Apps)無料posted withアプリーチ
インストールし終わっても開かない(開いても大丈夫だが、まだ無視)。
パソコンとスマホを接続する
USBケーブルでパソコンとスマホを接続し、Androidに「USBデバッグの許可」を求められるので許可する。
求められなくてもそのまま進めよう。
続けて「Windowsマークを右クリック」→「Windows PowerShell」をクリック。
管理者のPowerShellも存在するが、普通の方でOK。
すると、専門的な画面が出現する。
以下の文字列すべてを「コピー(Ctrl + C)」→ PowerShellに「貼り付け(Ctrl + V)」→「Enter(エンター)」を押そう
成功していれば表示が次の段落に移動するだけで、エラーだと「error: no devices/emulators found(スマホと繋がってないよ)」のようなerror文字かデーモンがでる。
最後にインストールしたアプリを開き、今までやってきた「TEST CONFIGURATION(設定のテスト)」を確かめるボタンを押して「Great!(グレート)……」と出れば終了だ。
Great以外に「Did not(キーボード有効化されてないよ)」・「No Permission(設定してないでしょ!)」というのもあるが、Did notは押した瞬間にGreat化するので安心して良い。
この状態でプラグインが正常に使えるようになった。
元に戻す
すべてが完了したり、エラーで進めない状態を放置するのは知識が足りないことによる恐怖を感じるので、できるかぎり戻しておこう。
いろんなところにファイルが残っているなど技術力のあるものはわからないので無視するが、やったことを元に戻すのは簡単だ。
以下の「戻すポイント」を確認してさかのぼろう。
- Platform-Toolsのzipフォルダと展開したフォルダをすべて削除
- 『Platform-Toolsを使えるようにする』で貼り付けて追加した「C:Users……」のようなものを削除
- 『Android側の設定』の「USBデバッグ」のチェックを外し、その下の「USBデバッグの許可の取り消し」もタップ(バックグラウンドに残っているなら、すぐにでも取り消せる)
- 「エラーがでて先に進めなかった方のみ」KeyboardSwap for Keepass2Androidアプリのアンインストール(間違えて本家の方を消さないように)
使い方を間違えるとエラー
入力フォームにカーソルを合わせてもすべてのキーボードが表示されない。
この原因は使用している初期設定のキーボードが「Great!(グレート)……」後に空欄になるため。
同じ状態になった方は、Androidの「設定」→「言語と文字入力」→ キーボードと入力方法の「現在のキーボード」が空欄になってしまっているので、元のキーボードに戻そう。
ちなみに、この状態でアプリをアンインストールしても空欄状態は解消されない。
上記は使い方を間違えたため。
Webブラウザログインを「Webブラウザ」から進んでしまったことが原因で、「Keepass2Androidに登録したURLをタップ → ログインページにアクセス」するのが正解だ。
この環境で初めて「ログインページ」→「いきなり入力」の完全体になることができる。
使い方を間違えているだけなので、次の記事で確認しよう。
その他の高度な設定
Keepass2Androidアプリの設定とWindows版KeePassの設定を詳しく紹介している記事があるので、時間に余裕ができたら確認だ。