ボイコット、取引していない。今後ロシアと取引しないことを約束しよう。記事自体は残す。
初期設定でも働くKaspersky(カスペルスキー)だが、シンプルに効果がある機能を使ったり、軽くする設定を数が少ないので簡単に説明する。
※「初期設定で有効化され、速度に影響しない」ものは無視していき、「Kaspersky使う意味ある?」的な状態になるものは触らないのでシンプル。
とりあえず私も怒られたぜい弱性スキャン・スキャンスケジュールはやっておき、不正なファイルを隔離した際に問題ないものかを調べる方法は学ぶといい。
また、カスペルスキーセキュアコネクションをお使いの方はやりすぎセキュリティ的にレッドカードのため、設定どうのこうのより先に速攻削除を推奨。
すべて終わり次第、設定のバックアップは手元に持っておこう。
スキャンスケジュール運用:シンプルに強力
スケジュールを組まなくても、初期設定で低負荷時を狙ってするが(してくれない方は以下の公式でオフにしていないか確認)、回数を増やしても問題ないのでスケジュールを組む。
参照低負荷時のみスキャンと定義データベースのアップデートを実行する(インターネット セキュリティ 2020)
まず最初に完全スキャンからスケジュールを組もう。
※スキャンはクラウドプロテクションを使用していた場合の時間(推奨)。
- ②コンピューターがオフの場合、スケジュールされたスキャンを翌日に実行する
- 指定した時間にパソコンを起動していなかったら、次に起動した時にすぐに開始される
- 起動時スキャンがすぐにされるため、鬱陶しいならオフでもOK
- スクリーンセーバーの実行中またはコンピューターのロック時にのみ、スケジュールされたスキャンを実行する
- 上記を使わない方がチェックを入れると永遠にスケジュールスキャンが実行されないのでほとんどの方は無視
ゲーム中や仕事中にスキャンが始まるとイライラするかもしれないが、動画を見ている程度ならその時間にスケジュールを設定して押し付けよう! ゲームと仕事を除いたスキャンをする時間は、そんなものしか残っていない。
なお、完全スキャンは消し忘れていたドデカイ容量のファイルがあると永遠に終わらなかったため、99%から急激に遅くなった方はそれっぽい場所を探して消しておこう。
スキャン中に確認するとファイルの場所がわかるので、消していいファイルか持ち主に聞いてね! もしかしたらバックアップかもよ( Ꙭ)
完全スキャンを組み終わったら、簡易スキャンとぜい弱性スキャンも同じように。
重要:ぜい弱性スキャン(脆弱性=弱点)
なぜかスキャン一族なのに「ぜい弱性スキャン」だけハブられており、手動でする場合は場所が違う。
※重要な問題を私の環境でも指摘されたため、とりあえずやっておこう。
「スキャンを開始」して、完了後に②検知したものをクリック(ここではOS)。
ソフトに欠陥のあるものがこれに引っかかり、具体的には
- 法律上グレーなツール
- 古いソフト・アプリ
といったもので、大体は「そのソフトのサポートが終了しているのを知っておきながら、無いと生きていけない・面倒だからずっと使う」だろう。
多分、その「ソフト名 代替」で検索するとあっさりでるよ……
グレーなツールも問題ないとわかっているのならいいが、わからない場合はVirusTotalでKaspersky以外のスキャンエンジンを一気に試し、最悪でもカンニングしておこう。
みんなそのツールが正常かどうか、実は知らない。
このような感じで、私の環境だとヤバいものが3つも出てきたため①選択 → ②修正でとっとと修正しよう。
修正をロールバックで簡単に戻せるが、再起動すると表示からも消えるため、修正直後に問題が発生した時以外使わない。
こんな設定にした覚えがないんだけど、初期設定じゃないの?(゚~゚o)(頑なに認めない姿勢)
※外付けHDDやUSBメモリを指した時に、自動実行させないということ。ノートパソコン向け?
「CD/DVDドライブの自動実行」は「参考項目」かつ、現代ではUSBメモリにマルウェアを仕込むのが一般的のため無視、Internet Explorer関連はやってもいいが基本無視でOK。
実はぜい弱スキャンに似たツールが「便利ツール」→「整理整頓と最適化」→「Windows設定診断」に存在し、そこでも同じことを言われる。
やっぱり脆弱性じゃないじゃん!でもこれ、すっごい助かるから真っ先にしたほうがよさそう(*゚▽゚)
自分のミスが一番確率高いから、舐めちゃいけない優良機能。
重さ抹殺、軽さこそすべて
なんでも軽くすればいいわけではなく、例えば
- Windows起動時、動けるようになるまでが遅いので軽くしたい
- スキャン中重いので軽くしたい(どのセキュリティソフトも当たり前)
- パソコン初心者なのに軽くすることにしか興味がない
- 親がわざと使わせている可能性が高い
- 何がセキュリティ的にまずいのかもわからずにオフにするのは激烈に非推奨
というようなものはやりすぎセキュリティ的に我慢するべきで、この記事をブックマークだけして撤収しよう。
大体の重さに関係するものはパフォーマンス機能だと思われるため、画像の初期設定を参考にしてカスタマイズしてみるといい(個人的には何もしない)。
公式も参考に。
なお、「①設定」→ 全般右下にある「②セキュリティレベル」に「最小のセキュリティレベル」・「PCへの負荷が最も低い設定です」と書かれているが、実態はスキャン時の重さであるためどうでもよく、完全無視で。
また、スペック不足や何か相性問題(他のセキュリティソフト・アンチウイルスソフトのリアルタイム保護を使っているなど)が発生していないかぎりは「常時重い」といったことはないはずだ。
常時重いではなく一時的に重いというのであれば、以下の方法で改善できるかもしれない。
Web検索結果表示が遅い感じがする
私の環境でなったWeb検索結果0.2秒遅延のことであり、心当たりがあれば要確認。
まったく気にもなっていないなら正常なので無視、同じ状態ならば自分の経験値と相談して無効化だ。
私のKaspersky画面が黄色いのはこの「ウェブ保護」を無効化しているからであり、セキュリティの何を無効化しているのかわからない状態では触らないよう我慢しよう。
誰かにセキュリティを押し付けるなら、やはり無効化ではなくセキュリティの恩恵を受けさせるように。
ゲーム・Web閲覧をしている最中が重い
スキャン中が重いのは当然である。
スキャン中かどうかはKasperskyの最初の画面を見るか、デスクトップ右下のシステムトレイ(タスクバー)のKasperskyアイコンが動いているなら何かしている。
※「設定」→「詳細」→「表示」→「タスクバーの通知領域のアイコン」のチェックが外れているとピクピクしないので注意。
もしスキャンをしていて邪魔なのであればスキャンスケジュール時間をずらせばいいが、Web閲覧程度でずらすのは「一体いつスキャンをさせる気なのか」と言わざるを得ないため、ものすごく我慢しよう。
また、初期設定で低負荷時を狙ってしてくれるので、本来ゲーム中にスキャンが始まるということはないはずだ(気のせいか疑ってみよう)。
便利ツールはガチ勢向け機能多数
結構ガチな便利ツールはあったりするが、ここでは隔離された際にてんてこまい状態でするべき行動を紹介。
※セキュアコネクションがあるので、せっかく削除した方は触れないように。
隔離:てんてこまい状態でするべき行動
「別に今はいいや」という方は慌てたとき用にブックマークだけして、ちょっとだけキツくする:検知する脅威と除外リストまで読み飛ばそう。
突然使っていたものが使えなくなり、削除されたと勘違いされがちだが基本は隔離=無力化されているだけなので、問題がなければ復元しよう。
※ファイルが隔離される=部品不足のため動かなくなる。
リアルタイムだとTwitterで検索したほうが早いかも!もしくは、そのソフトのコミュニティを調べよう∩(・∀・∩
※この方法を記憶できないならブックマーク推奨。
問題ないと確信して復元した後は、公式を参考に除外リストへ入れ、正常扱いしよう。
本当に悪いもの(大体80%以上怪しい)なら速攻削除してもいいが、無力化されているので初期設定の1か月自動削除まで保管してもよい(私だったら気持ち悪いので削除)。
もう一つ、同じソフトを公式サイトからダウンロードして(実行しない)、VirusTotalにアップロードか該当ソフトを右クリック → Kasperskyのスキャンもかけておこう。
ここまで基本中の基本で、誰もそのソフトが「安全か」なんてものは知らない。
ちょっとだけキツくする:検知する脅威と除外リスト
「ユーザーに損害を与える目的で悪用される可能性があるソフトウェアを検知する」という、文章だけ見れば「有効化したほうが良くない?」という機能が初期設定で無効化されている。
有効化しても正常であれば特に何も起きないため、ちょっとセキュリティをキツくしたいなら一番最初に試すといい。
設定のバックアップ:復元
設定し終わったら手元に残すためにエクスポート、設定を読み込むならインポートで簡単に戻せる。
初期設定に戻す機能もあるので、ゴチャゴチャにカスタマイズされていてなおかつ、カスタマイズした本人が覚えていないなら無効化して設定しなおすといいだろう。
なお、ファイルの後ろに付いている「拡張子」というものは「.cfg」(Configの略?)なので、困ったらファイル検索で活用だ。
次に手を出すセキュリティ
セキュアコネクション代替の通信を暗号化するVPN。
有料よりも無料推奨のセキュリティと利便性を手に入れたBitwarden。
とりあえずこの2つを使っておけばいいだろう。
実はKasperskyを導入するか迷っているなら、これを機会にガッチガチ。