VPN経由でWebサイトが閲覧できない原因はブラックリスト疑惑

VPNで閲覧できないなぜ?

この記事は推測に基づき想定されているため、実際は不正解の可能性があることを了承願いたい。また、NordVPNのようにサーバーを選べるタイプでないと回避しづらい。

インターネットには繋がっても、特定のWebサイトに繋がらないケースがたまにある。

結論から言うと、サーバーを変更して閲覧したいWebサイトのブラックリスト(IPアドレス制限)を回避するしかなく、VPNサービス会社を変更しても同じレンタルサーバーを使っているため、我慢するしかない。

なぜこんなことが起こるのか、そして回避する方法を紹介する。

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原因:悪意のある者がそのサーバーを使って悪いことをした?

やりすぎセキュリティでは匿名性の高い、活動ログを一切保持しないノーログポリシーのVPNサービスしか紹介したくない。

有名な筑波大学(VPN Gate)のものや日本のVPNサービスはだいたい活動ログを取っているからだ。

悪いことをしてもバレるよう施されているが、悪いことをしていなくても施されるということ。

そして、匿名性が高いというのは「正常な利用者・悪意のある利用者両方ともわからない」となっており、悪意のある者がそのサーバーを使って悪いことをした場合、サーバー運営からは普通に迷惑なため

  • ブラックリスト
  • 正常な利用者が同じサーバーを使う(同居して匿名性アップ)
  • 誰かのせいで自分も接続できない

というコンボを食らう。

なので、VPNサービスのサーバー数が多いことは、サーバー=IPアドレス変更が簡単で正義となっている。

VPNサービスを変えても解決はしない

VPNサービスは、どこもレンタルサーバーを使ってその国に接続する仕様であり、そのサーバーがブロックされているため意味がない。

実際、NordVPNExpressVPNSurfsharkで確認したが、日本にあるサーバー経由だとどれも同様の症状がでてしまう。

確率としては50%以上と鬱陶しく、「VPN利用の壁」として覚悟を決めておくこと。

よって、「繋がらないからこのVPNはやめる」というよりは、「サーバーを選べる」という部分に注目し、回避するようにしよう。上記3社ではExpressVPNのみ国はできてもサーバー選択ができないランダム仕様。ExpressVPNは特に高速をウリにしているため、最初から他国経由は合理的。

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簡単に回避する方法:近い他国経由・正常に繋がる日本サーバーに固定接続

ほぼ確実なのは他国経由での接続にするだけ。

これを機に他国経由にするのはアリで、物理的に近い限りはさほど速度低下がないことにも気づくだろう。

追記:2022年3月22日

ProtonVPNなどのサーバー数ゴリ押しで解決できないサービスは、「プロトコルをOpenVPN(UDP)」にすることで解決できる場合がある。(参考コメント

どこの他国がいいの?

通常は香港、雲行きが怪しくなったらさらに他国へ移転(Eye参考)or粘り、香港からサーバーが撤退したらさよなら香港となるので(どっちみち香港がヤバい状態になったらVPN会社が撤退するはず)、他国経由入門者は参考にするといい。

ぷっぷ
ぷっぷ

そのせいで香港だとブロックされまくるから(ダントツで嫌われてる)、みんな「どこの国がいい」とか教えてくれない説あります(´ε`;) ※実際私もよく知らない

正常に繋がる相性のいい日本サーバーもあるにはあるが、一定時間しか使えずシャッフル?されてしまう。

NordVPNでは大体3ヶ月から半年間同じサーバーが生存しているため、許容できるのであればそれで対応(ぷっぷ推奨)、他のVPNも「そうかも知れない」という前提での利用を推奨。

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簡単に閲覧だけする方法:対note、Googleキャッシュ

Google検索をすると、検索結果のURL隣に、実はキャッシュ(ちょっと前のWebページデータ)がある。

Google検索結果のキャッシュ

そうすると、いとも簡単に閲覧できる。

デメリットは、

  • 最新記事ではない(ほぼ最新記事、キャッシュ上部に日付あり)
  • 閲覧しかできないため、掲示板に書き込みといった動作はできない
  • キャッシュそのものがないWebページもある(例:Yahoo知恵袋)
  • 後述するnoteのブロックはキャッシュでもブロックされるため、1秒以内に「テキストのみのバージョン」にしなければならない
    • 1秒経過後は次回さらに高速表示されるため、とてもシビア。失敗時はプライベートウィンドウでの閲覧を推奨する(「キャッシュ」の文字を右クリックすればいい)
テキストのみバージョンをすぐクリック
どうしてこんなことに

慣れると「テキストのみのバージョン」の場所が大体わかるので、成功率90%くらいになる。

ぷっぷ
ぷっぷ

なにこれ(´ε`;)

詳細な回避方法:NordVPNの場合

ここでは、NordVPNでのサーバー選択を参考にして探していく。

簡単に回避する方法で基本的には十分なため、そこまで困っていないのなら確認済みのブロックされるWebサイト一覧まで読み飛ばそう。

588サーバーが正常だった場合、587・589辺りのサーバーも正常である可能性が高い。

どうやら、IPアドレスは以下のようなルールでできているらしい。

(192.168.100.15)の場合なら、「192.168.100」というネットワーク(グループ)の中の、15番目の端末(パソコンやスマホ等々)という意味になります。

15の部分は、「0番~255番」までの256個の番号を割り当てることができます。

引用:用語:サブネットマスクとは?01 | 無駄なお金と時間がない方・零細企業様・独立したい方・個人事業主の方・営業さん・経理さん・学生さん・就活生さん・小学生のお子様、中高生の子たちのための、「小さな会社の兼任なんちゃって社内SE・パソコン管理術・の基礎知識」

上記で言う「15」より前の数字は同じレンタルVPNサーバー会社の番号固定であることが多く、「15」の部分はサーバーの台数・番号であることが多い(というか確定?)。

ということは、前半3つの番号を固定で範囲ブロックされているから同じVPNサーバー会社がブロックされまくるのであって、逆に正常に接続できるサーバーとほとんど番号が変わらないものは接続できる可能性が高い=一度見つければ楽=当たりサーバー。

例:NordVPNだと588が正常に閲覧できるとして、587・589が同じサーバー会社を使っている癖があるので大体そこもブロックされていない。

NordVPNだと3つほど同じ会社のサーバーを連番でよく置くので、利用者は今後このような感じでお気に入りにしておくといい(お気に入りは廃止されているためメモ推奨)。

ただし、定期的にサーバーは引っ込んでどこかへ行き(メンテナンスなど)、私がサーバー番号を載せても実は他の方に表示されていないサーバーだったり、別のサーバーに入れ替わることもあるのでずっと同じサーバーは使えないし、サーバーが変わる=正常化の可能性もある。

ぷっぷ
ぷっぷ

そういえばスノーデンさん効果で香港サーバー人気なんだけど、周知されてるから香港関わっていると結構ブロックされやすいのもトレードオフ(゚~゚o)

また、IPはアドレスフィルターなるものを企業側が利用してしまうと、いとも簡単に巻き込まれるはず。

やりすぎセキュリティおすすめVPNサービスの挙動
  • NordVPN:サーバーを選べるため、数の暴力でブラックリストを回避することは可能
  • ExpressVPN:残念ながら選べないため、他国利用前提推奨
  • Surfshark:こちらも選べるがNordVPNほど多いわけではない:2021年時点で日本は11サーバー

追記:2020年12月16日・匿名さんから効率的なサーバー選択方を教えてもらった。

回避する際のサーバー選択を効率化するには、検索ボックスにjapan #(半角スペース必須)と入力すると検索結果に番号の若い順に並ぶので効率的です。

引用:匿名さんのコメント
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確認済みのブロックされるWebサイト一覧

  • エックスサーバー(Xserver)で運営されているWebサイト:※公式ページはブロックされない
  • note ――つくる、つながる、とどける。:※エックスサーバーではない。また、他国経由でもブロックされることがある
未確認だが、コメント欄で提供された情報

※情報提供者weronさん

エックスサーバー公式は普通に閲覧できてしまうため、例として有名なこびナビ(エックスサーバーを利用)を置いておく。

繋がった?

冒頭でも述べたが、エックスサーバーは個人ブログの50%ほどは使っているほどの大人気レンタルサーバーであり、避けることは不可能。

※ブロックされるサイトがエックスサーバーかどうか調べなくても、ほぼ確実にエックスサーバーなので調べなくていい

ぷっぷ
ぷっぷ

15件くらい普通の生活で溜めたリンク先を調べたら、全部エックスサーバーで絶望した経緯がありまして……

割愛するが、エックスサーバーの件詳細はMr. Nobodyさんのコメントを参照。

【おせっかい】普通の利用者を巻き込む対策は愚策

余計なお世話で申し訳ないが、容易に回避できるものをブロックしても、悪意のあるものは避けて攻撃すればいいだけである。

その「避ける」をVPN利用者のほとんどに強いてしまうこの状況は良くないため、別の解決法を探すべきだろう。

具体的には、noteのような大きなサイトはそれ相応のWAF・DDos対策をするべきであり、個人サイトであればCloudflare無料版、同じIPアドレスからの攻撃が続くのなら一度ブロック、落ち着いたら解除などをすればいい。

やりようはいくらでもあり、ブロックした後に解除すればいいだけの話である。

やりすぎセキュリティの対策は?

無料版Cloudflareで対応している。仮にDDosにあったらずっとではないため、一定時間JavaScript のチャレンジ(訪問者全員にキャプチャ強制)で自分のサーバーに到達する前にCloudflareでブロックしたり、色々な対策を準備している。ダウン報告はこちらも無料のUptime Robotで管理し、通知が来て本当にDDosだったらそうすればいい。

ぷっぷ
ぷっぷ

ほとんどは「サーバー変えてまで見ようとは思わない」から、機会損失を防ぎたいなら移転を勧めまーす∩(・∀・∩

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臨機応変に対応するのが宿命

というわけで、残念ながらレンタルVPNサーバー自体がブロックされているため、どこの会社に乗り換えても遭遇する。

基本的にはサーバー番号を指定できる「NordVPN」と「Surfshark(静的IP機能)」が有利で、ExpressVPNは元々他国経由速度が安定しているため、他国経由前提がスマート。

近年は私も他国経由(パソコン版)であり、実は対岸の火事

コメント

  1. 匿名 より:

    わかりました

  2. 匿名 より:

    いろいろ考えたのですが、日本の無料のプロキシサーバーを使用する設定にしたら書き込みできました。
    それでこの方法はセキュリティ的に問題がありますか。NordVPNに先に接続しているので大丈夫な気がしますが…

    • ぷっぷ より:

      えーとこれはノーコメント!(゚~゚o)

  3. 匿名 より:

    回答ありがとうございます。ちょっとそれで試してみます。
    ちなみに、TORブラウザと組み合わせて、TORの出口ノードを日本にしたら見れるみたいな記事をどこかでみたような気がしましたが忘れました。

    • ぷっぷ より:

      日本の掲示板だと、それが最善の使い方なのかなぁ(゚~゚o)

  4. 匿名 より:

    ネット掲示板が日本のVPNを使っていてもブロックされますが、なんか解決方法ありますか。日本サーバー全滅でした。

    • ぷっぷ より:

      多分無理なので(実際にはあるかもしれませんが、私は諦め推奨)、一時的に近い海外からの接続にして、無理やり見るといった方法が一番まともです(゚~゚o)
      他には(2022年10月15日追記、記事に追加しました簡単に閲覧だけする方法

      • そもそもそのサービスを使わなくする(重要でないのなら、類似サイトでごまかします)
      • noteとかで使えますが、Google検索結果のWebサイトURLの右側に「下を表すアイコンからキャッシュ」を閲覧できるので、そこで閲覧する

      キャッシュ閲覧は結構盲点なので、おすすめです。
      通常はフルバージョン(Google検索結果からキャッシュを閲覧した最初のページのこと)で良いですが、noteはフルバージョンですらブロックしてくるため、すばやく「テキストのみのバージョン」をクリックして、文字だけ見るといった謎技術が必要になります(゚~゚o)
      ※猶予は1秒くらいしかなく、逃した場合は2度めからは最適化され、ブロックが即発動してしまいます。
      その場合はシークレットモードでアクセスしてください。これなら初回アクセス判定になります。

      この無理矢理な解決方法、自分で考えたものです……。